ニューヨークESL②

ニューヨークESLの続きです。今回は公共図書館New York Public LibraryのESLの紹介です。またこちらも無料です。できるだけお金をかけずに本場の英語を学びましょう!笑

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New York Public Library(Drop-in classも開講)

ニューヨーク公共図書館「NYPL」は、無料で入館可能の公共図書館です。観光地としても有名な本館はブライアントパークの隣に位置していて、マンハッタン、ブロンクス、スタテン島の40カ所以上で無料のESLを開講しています。他のESLと同様に、申し込み後、クラス分けテストを受けて受講するものが基本コースですが、Drop-inの会話クラスも開講しています。こちらは登録不要なので、誰でも参加できます。旅行の際に受けることも可能です。Drop-inクラスは基本的にIntermediate(中級)レベルとなっていますが、正直これはその時に参加している生徒、担当の先生によるので、何とも言えません。笑 日程、場所はNYPLのホームページで検索できます。空いている時間に参加することが出来るので、コンスタントに通うことが難しい方にもおすすめです。(現在はオンラインクラスのため日本からでも受けられます!)

Drop-in English Conversation class

 

NYPL ESLの概要

NYPLのホームページに詳細が載っていますが、対象者は大人向け、クラス分けテスト必須、書類不要、スペースには限りがある、以上です。多くのESLと同様に、季節ごとに10週間(およそ3ヶ月)のタームで開講されています。週2回の2時間、土曜日限定で4時間クラスもあります。申し込みには必ず説明会(Information Session)を受ける必要があり、各タームが始まる数ヶ月前に、説明会の日程がホームページに記載されますので、ご確認ください。(説明会は申し込み不要)ここで重要なのですが!出来るだけ早い日程の説明会を受けてください。というのも、説明会当日にテスト日程を決めるのですが、早い者勝ちでテスト日程が決まる→テストを受ける→早い者勝ちでクラスが決まる という方法になっています。もちろん、個人のレベルに合わせたクラスを決めてくれるのですが、それでも中級コースはこの曜日しか空いてない、と言われたら、もうそこしかないんですね…。意外と選択肢がありません。自宅から近い図書館がよくても、ここは初心者コースしかない、とか、もう上級レベルは満席、とか。とにかく向こうの都合で決められるので、できるだけ早い日程の説明会へいって、早めにテストを受けて、クラスを決めちゃいましょう!笑

 

管轄が違う図書館がある(ロウアーマンハッタン

できるだけ早めに説明会を受けましょう、と言ったのですが、2つだけ管轄が違う図書館があります。マンハッタンのTompkins Square LibraryとSeward Park Libraryです。ここの図書館の説明会は、ロウアーマンハッタン(南側)に位置する図書館の授業しか受けられません。基本的にはこの2つの図書館のどちらかのクラスになると思いますので、注意してください。ここで説明会を受けて、ミッドタウンの図書館を選ぶことはできません。

 

上級レベルにはWritingテストが存在する

クラス分けテストは会話テストのみなのですが、なんと上級者には筆記テストが存在します!!会話のテスト後、個別に呼ばれて筆記テストを受けた知人は、Writingに特化したクラスになりました。周りがネイティブのように話せるから、大変だよーと言っていましたが、私には縁がなさそうです。笑

NYPLのホームページを見ると、3種類のクラスがあると書かれていて、Adult Basic Education classというものが存在します。会話ができる人向けのreading、writingクラスと書かれているのでこれかな?と思いますが…この件に関しては詳しく説明されるわけではないので、正確なことは分かりません。ただ、通常のテストの後に筆記テストを受けた方は、英会話力が認められているということです!素晴らしい!パチパチ(拍手)

 

NYPL ESLメリットとデメリット

メリット

  • 無料
  • テキストも不要(資料は先生が準備)
  • 生徒もバラエティー豊か
  • 週2回なので気軽に通いやすい
  • 1タームが終わっても同じクラス(先生)を受講可能

 

デメリット

  • 図書館なので教室が綺麗とは言えない笑
  • 基本的に人数が多い(これはクラスにもよる)
  • 先生の当たり外れ

 

NYPLのESLの魅力は、なんといっても無料で誰でも受けられるところです。そのため、生徒のバラエティーも豊かで、駐在、学生、永住者、おじいちゃん、おばあちゃん等々、様々な人に出会えることが面白いです。もちろん先生の当たり外れもありますが、基本的には先生のレベルは高いなぁという印象です。1タームが終わっても、また次のタームで同じクラスを継続することができるので、人気のクラスはかなり人数が多くなることもあります。先生によっては、本当に無料でいいの?と思うくらい、親切に教えてくれる人もいますし、プレゼンテーションやグループワークなど、難易度の高い授業もあります。

教室は、公立図書館なので、お世辞にも綺麗ではありません。笑 ただ、汚くてトイレにも入れないー!という程ではないので、アメリカの生活に慣れていれば問題はないと思います。以前、治安の悪いエリアの図書館に通っていたのですが、なかなかの濃ーいエリアで、毎回駅まで走りながら通っていました。笑 先生もクラスメイトも好きだったのですが、やっぱり通うエリアは通いやすくて、安全な場所がいいかな?笑

 

ESLを受ける際のポイント

私がこれまで紹介したのは、無料orリーズナブルなESLばかりですが(ケチ笑)お金を払ってないから…と言って、萎縮することはありません!どういうことかと言うと、レベル、先生が合わないと感じたら、必ずスタッフに伝えて、クラスを変えてもらってください。アメリカは主張したもん勝ちです!!笑

クラス分けテストの会話がうまくできず、かなり初心者クラスに振り分けられることもあるかもしれません。面接官との相性や、対応の違いもアメリカではよくあります。コロンビア大学のteachers collegeも、最初の1週間で合わないと感じたら、返金してキャンセルすることもできますし、クラスを変更することも可能です。ブラジル人の友達が、クラスが合わない!!とスタッフに伝えて、だいぶ時間が経ってから上のクラスに変更してもらったこともありました。笑

NYPLも、途中でクラスを変更することは可能です。簡単すぎるクラスでぬるーい授業を受けていても身になりませんし、難しすぎる授業で一人置いてけぼりにされていても意味がありません。アメリカに来て思ったのは、とにかく違う、おかしいなと思ったら伝えること。日本だとクレームと言われそうなことも、言ってみると、意外と簡単に対応してくれたりします。無料だからこんなもんかーと思うのではなく、ギリギリまで粘って、ご自身に合うESLを見つけてください。

 

ESLの効果は?

ここまで書いておいて、さて英語レベルはどうなった?と気になるところですが、それはまあ良いじゃないですか!笑 無料のESLであれ、有料であれ、やる人はやるし、身につく人は身につく。(開き直り!笑)もちろん、日本にいた時と比べて、英語が口から出るようになった、リスニングが出来るようになった、と小さな変化はあったので、私としては概ね満足しています。異国の友人ができたこと、ネイティブの先生からアメリカの政治や文化について聞くことができるのも、貴重な体験だなと思います。せっかくアメリカにいるので、細く長ーく続けていきたいなと思っています。

 

【追記】ちなみに、NYPLも現在はオンライン授業となっております。申し込み方法を確認したところ、NYPLのメールアドレスに、名前、連絡先、希望時間帯を明記して送る方法になっていました。詳しくは下記をご確認下さい。

https://www.nypl.org/events/classes/esol/english-classes